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草森紳一 [印象に残る作品・作家]

基本的にブックオフは好きではないが例外もある。
その筆頭が江古田店で大きな店ではないが妙に一癖ある品揃え。

今日は草森紳一が5冊も並んでいたのでそのうちの2冊を購入。
「争名の賦」と「軍艦と草原」。いずれじっくりと読もう。

草森紳一は私の住む門仲の近くに住んでて本に埋れて死んじゃったのだ。
いいなあ、い、いや、よくはないか……。

夏目漱石 [印象に残る作品・作家]

日本の文豪といえば真っ先に名前があがるであろう夏目漱石。
でもいまいちピンとこなくてそれほど読んだことがないのだった。
しかし久しぶりに今月読んだ「道草」はそれなりに面白かった。
“貧乏な話”好きの私の琴線に触れたのかもしれない。

鳥の神殿 [印象に残る作品・作家]

リチャード・ブローティガンの「鳥の神殿」を読んだ。
やっぱりブローティガンはいいなあ。
なんとも詩的な文章と不思議なストーリーが魅力的。
これは邦訳のほとんどを手がけた藤本和子さんの功績が大きいのだろう。
(残念ながら原文を味わう語学力は私にはないし)

この作品も奇妙なストーリーが短い章立てで展開していく。
ストーリーを説明するのは難しいが大胆に要約するとこんな話だ。

台風一過の翌朝、家を出ると玄関先に折れた木の枝とともに雀の死骸。
それを見た主人公がひと言「あっ、鳥の死んでん」

ウソです……。

小寺勇 [印象に残る作品・作家]

まだちゃんと読んでないけど絶対好きになりそうな予感。
以前にこのブログに書いたが例えばこんな句。

ショート・パンツがようてステテコはなんでやねん

私の解釈だが、きっとステテコ姿で町を歩いていて注意でもされたのだろう。
昔の田舎ではステテコ姿のおやじは当たり前だったのだが、
都会の町ではステテコで出歩くのはNGなのだろうか。
「ステテコ=下着」「ショートパンツ=下着じゃない」ってことか。
ステテコよりもずっと露出度の高いショートパンツはオーケーなのに、
なんでステテコはあかんねん、という割り切れない心情をうたったのであろう。
違ってるかも。でも短い言葉から自分なりの解釈を楽しむのが俳句の魅力だ。

(この句をちょっとアレンジしてみる)

ショート・パンツがようてブリーフはなんでやねん (by川俣軍司)

いまいちか? てか、最近の若い人は川俣軍司を知らんか。

(ではこの句に触発されて私も大阪弁の自由律の俳句を一句)

ねえちゃん、ホット言うたらホットパンツや (喫茶店にて)

あかんか、品がない? 大阪のおっちゃんがいかにも言いそうだが。
今日も酔ってるわ。もう寝よう。まだ火曜や。

星を撒いた街 [印象に残る作品・作家]

今月読んだ本。上林曉の傑作小説集。
昨年、夏葉社というおそらくマイナーな出版社から出た。
しかし出版されたことも全然知らなかった。
たまたま銀座の無印良品の書籍コーナーにあったので知った。
いや、やっぱりいいです、上林曉。
シリーズで出し続けてくれないだろうか。

佐藤泰志 [印象に残る作品・作家]

忘れられていたけど復活した作家の代表的な人と言っても過言ではない。
きっかけは代表作「海炭市叙景」の映画化でしょうか。
過去の著作は古本屋さんでも高額だったのが、
今やほとんどの作品が文庫で買えるようになっています。
何冊か読んだがどれもいいですねえ。引き続き読みたいと思います。

諸星大二郎 [印象に残る作品・作家]

昨日ユリイカのバックナンバー今年の3月号を買ってきた。
特集は諸星大二郎。中学時代からずっとファンなのだ。
漫画をほとんど読まなくなったが諸星大二郎だけは例外である。
やっぱりすごい。誰にも似ていない絵も魅力的。

山田風太郎 [印象に残る作品・作家]

ちくま文庫の忍法帖短篇全集を順番に読んでいる。
かなり昔の作品だが奇想天外な発想に今でもブッとんでしまう。

飄々としたエッセイの数々も印象に深い。
評価の高い明治ものもある(実はまだ読んだことがない)。

そして今年の夏休みには「戦中派不戦日記」をようやく読んだ。
この昭和20年の日記を書いた時点で彼はまだ作家ではない。
まだ単なる若き一医学生に過ぎない。一庶民といっていい。
それだけに作家として名をなしていた高見順の日記などと比べて、
よりリアルな感じする。心に残る作品のひとつだ。

山田風太郎の出身地は但馬地方(兵庫県養父郡)。
私も但馬の出身であり母方の故郷は養父郡なので少し親近感もある。


気がつけば騎手の女房 [印象に残る作品・作家]

吉永みち子「気がつけば騎手の女房(集英社文庫)」

吉永正人元騎手が亡くなった。
三冠ジョッキーながら地味な印象の騎手だった。
最後方をポツンと行く孤独な姿は寺山修司にも愛されていた。
調教師として活躍中のまだ64歳。残念なニュースだ。

そこで思い出したのがこの本。
大宅ノンフィクション賞を受賞した著者の出世作。
昔読んでけっこう感動した記憶がある。

(かなり昔に読んだから内容はやや曖昧だが…)
女性競馬記者の草分けとも言える著者が男の世界で奮闘し馬と出会い、
やがては先妻を亡くし幼い子どもを抱えた吉永騎手と結婚する、という話。
最後は二人の思い出の馬シービークインの仔ミスターシービーの三冠だ。

しかしあんなにも個性的な三冠馬とそれを乗りこなした個性的な騎手。
こんなコンビは今の競馬界にはもう現われないかもしれない。


老いたるえびのうた [印象に残る作品・作家]

室生犀星も好きな作家のひとりだ。
小説もたくさん書いているが私の中では詩人という印象のほうが強い。

だから最も印象に残る作品として生涯最後の詩をあげておこう。
「老いたるえびのうた」なんともいえない味わいのある詩だと思う。

最後の散文作品「われはうたえどもやぶれかぶれ」も印象深い。
最近になって読んだ「我が愛する詩人の伝記」も心に残る作品だった。
それに触発されて「晩年の父犀星(室生朝子)」もその直後に読んだ。

古本屋で見つけた「我が愛する詩人の伝記」を読んでいる時期に、
たまたま別の古本屋で「晩年の父犀星」が偶然に目にとまったのだった。

こうして導かれるように連鎖していく読書の仕方がけっこう好きだ。


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